再生医療において、細胞培養は必ず必要な製造技術です。そして、「医療」と名がつく以上、法規制に準拠した製造～実使用であることが求められます。ただし、細胞の種類や製造・適用等によって、規制法規が異なる点に注意が必要です。「特定細胞培養加工」は、医療機関施設外の受託施設として、平成26年11月に施行された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」によって規定される手続きやルールを順守して行われる製造行為となります。主に脂肪幹細胞の培養加工を、委受託契約医療機関の委託に従って、培養加工を行います。尚、同法における「再生医療等」とは、細胞加工物を用いる医療技術のうち、輸血、造血幹細胞移植、生殖補助医療を除いたものを指す点にも、十分に認識しておく必要があります。